メトロを抜けた先に咲くリラの香り
調香師フランソワーズ・キャロン氏とのコラボレーションにより生まれたAstier de Villatte(アスティエ・ド・ヴィラット)のインセンスは、淡路島の香司により日本で手作りされています。世界各地のその土地に実在する香りや、空想上の香りが私たちを魅惑的な旅へと誘います。
Porte Des Lilas
それは、夢に見た過去への旅路。次の停車駅は「ポルト・デ・リラ」。誰もが知る、1920年代に開設されたパリの地下鉄駅。上機嫌の旅人が出口の階段をのぼりきった先に伸びる路地には、小さく可憐な家が整然と建ち並ぶ。その庭先のフェンスから溢れ出るように咲き競うのは、薄紫色のリラの花。ときおり薔薇とジャスミンも混じる、緑華やぐ魅惑の香りに酔いしれる。