旅日記~ATELIER神戸店へ~
こんにちは。Yuriです。
今日は、私の旅日記をお届けします。
7月。ATELIER神戸店へ行ってまいりました。
ATELIER店舗は関西に1店舗あり、神戸・元町の裏路地に店を構えています。
1911年に建てられた国登録有形文化財に指定されている、とても味わいのある美しい建物、海岸ビルヂングの1階で、スタッフそれぞれの個性をめいっぱい演出した空間で、お客様をお迎えしています。
私は道を覚えることが得意ではなく、初めての訪問時は、何度もお店に電話をして道を尋ね、途中まで迎えにきてもらった記憶が残る、隠れ家的な場所にありますが、そんな場所ですから、長くご愛顧頂いているお客様、お店の場所を調べて初めてご来店くださるお客様には本当に感謝しかございません!心の底から思います。
身内自慢のようになってしまうのは避けたいところですが、スタッフみんなの「いらっしゃいませ!」の輝く笑顔に、この夏の異常な酷暑と朝いちばんの道中の疲れは吹っ飛びました。
お店に入ると、前回の訪問時とは異なるイメージの空間が迎えてくれました。
時代を超えても色あせることのない、日常の芸術品とも言える定番コレクションを中心にセレクトをしているATELIER。季節感やクリエイター作品同士の化学反応にも似た調和を、スタッフみんなで手を、脳を、働かせてディスプレイを作り込んでおり、変化するお店の表情や空気感が面白い。セレクトショップだからこそ提案できるクリエイションと感じます。
お店はその場に立つスタッフの感性やエネルギーで変化、進化し続ける、まるで生き物のよう。常に身に纏う雰囲気を変え、唯一無二の空間をアップデートし続けていくサグラダ・ファミリアのようなお店でありたいな、と改めて感じました。
神戸店は、通称白部屋、黒部屋という出入口が異なる2フロアで構成されていて、1フロアはAstier de Villatte(アスティエ・ド・ヴィラット)を中心に展開しています。
また、お店の場所が神戸港の近くでもある為、Bellocq(べロック)ティーのカウンター上には船の照明が輝いていたり、神戸という土地とうまく調和した空間演出も見ることができます。
7月25日より、年に1度の特別なイベント、日本のガラス作家INOYA MAKIKO(イノヤマキコ)の企画展がはじまりました。また8月はアート月間として、フランス人女性アーティストのナタリー・レテをはじめ、真夏に贈るアートを集めた展示販売も開催中です。
スタッフと充分なミーティングを終えた私は、帰りに神戸港の空気を吸いに海沿いを歩きました。今日もこの場所で、スタッフそれぞれがお店という名の船に乗り、クリエイターから届いた作品の数々と対話し、インスピレーションに満ちた大海を力強く漕ぎ進め、大航海をし続けているのだ。
神戸港の海を眺めながら、そんな力強く、心強い仲間の飛躍に思いを馳せた一日となりました。
お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りいただけますと嬉しいです。
イノヤマキコ 盛夏のガラス展
会期:7月25日(木)〜8月31日(土)
場所:ATELIER神戸
兵庫県神戸市中央区海岸通3-1-5 海岸ビルヂング北側1階
TEL:078-332-2327
OPEN:11:00-19:00(水曜定休)
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