Astier de Villatteのある暮らし
フランスのライフスタイルブランド、Astier de Villatte(アスティエ・ド・ヴィラット)。
ブランドの代名詞と言われる白い釉薬を纏った器や花瓶、オブジェなど美しいコレクションの数々。
Astier de Villatteを日常に取り入れた部屋づくりのヒントやアイディアをぜひ見つけてみてください。
BED ROOM
一日の始まりと終わりを過ごすベッドルームは、リラックスできる空間でありたいもの。
香りの世界旅行をテーマに作られたキャンドルは、火を灯せば瞬く間に旅へ誘います。火消しの役割を果たすキャンドルリッドと組み合わせてインテリアとしても飾るも良し。
三辺に金をあしらった風格のあるガイドブックは、デザイナーのイヴァンとブノワが愛するパリのとっておきの場所を紹介しています。
異国の地に思いを馳せながら、心安らぐ時間をお過ごしください。
DRESSER ROOM
ドレッサーはおしゃれや身だしなみを整えるための特別なスペース。
お気に入りのジュエリーやコスメが収納できる脚付きのPatch Shieldボックスは、開くたびに気分が高揚するあなただけの宝箱。
頻度の高いリングやブレスレットは、画家バルテュスの妻である節子伯爵夫人によるHandオーナメントに掛けて実用的なアートとして取り入れてみてはいかがでしょうか。しなやかな曲線美は空間に柔らかさと上品さをプラスします。
その日の気分で使い分けるオーデコロンとパルファン。
グレープフルーツやシダーウッドなどのエッセンスが絶妙に絡み合う、Splash Orange Amereのオーデコロン。シャワーを浴びるようにたっぷり纏えば、瞬時にフレッシュでみずみずしい香りが広がります。
一日を通りして香りを楽しみたい日には、ミントやバジル、ユーカリなどの摘みたてのハーブが香るMantes-la-Jolieパルファンを。爽やかでありながら微かに混じり合うスパイシーな生姜やマテの甘美さがアクセント。
これからの蒸し暑い朝でも気持ちが自然と前を向けることでしょう。
WORK ROOM
集中力を高め、創造性を引き出す仕事部屋。
目に留まるのはイマジネーションを刺激するAstier de Villatteのコレクションたち。
19世紀の伝統的な古い器や建築などから着想してデザインされた陶器は、繊細で無駄をそぎ落とした美しい佇まいが魅力的。
1000年の歴史を持つ日本の淡路島で作られたインセンスは、行き詰った状態を手軽に浄化し心を落ち着かせるための伝統的なアイテムです。
グラデーションの幾何学模様があしらわれた表紙の美しいノートは、インクを混ぜた時に起こる偶然の産物。ひとつとして同じ模様は存在しません。
人生が十人十色であるように、自分だけの色を見つけてみてください。
KITCHEN
献立を考え、料理を作り、後片付けをする。
忙しなく時が過ぎていくキッチンを、家事をするだけでなく、お気に入りの食器やグラスのコレクションを飾ったり、家族との会話や音楽を楽しむゆとりある空間にしませんか。
Astier de Villatteの不動の人気を誇るSimple(シンプル)やSobre(ソーブル)シリーズは、コレクションの中でも特にバリエーションが多く、シンプルで素朴なデザインでありながら和洋中どんな料理にもマッチします。
手元を優しく照らすペンダントランプは、白い陶器ならではの陰影が美しく、キッチンをあたたかい空間に演出します。
DINING ROOM
心もお腹も満たす至福の場所。
艶めく白の陶器は料理を惹き立てるキャンバスのように、凛とした存在感を放ちます。
アメリカのアーティスト、John Derianとのコラボレーションによって作られたプレートと野菜や花の造形をモチーフにしたChou(シュー)やDaisy(デイジー)シリーズと組み合わせれば、まるで絵画と額縁のような華やかなテーブルセッティングの完成。
職人が一つひとつ手吹きしているAstier de Villatteのワイングラスは、ボロシリケイトガラスを使用しており耐熱衝撃性に非常に優れています。軽やかで手に馴染むグラスにお気に入りのワインを注げば自然と会話も弾むことでしょう。
Astier de Villatte
フランスのライフスタイルブランド、アスティエ・ド・ヴィラット。デザイナーは、イヴァン・ペリコリとブノワ・アスティエ・ド・ヴィラット。パリで唯一の陶器メーカーとして1996年に創業しました。彼らの代名詞ともいえる純白の釉薬を纏った陶器は、土色が柔らかく透け、丁寧な手仕事でしか生み出すことができない、凛とした存在感を放っています。古い器や忘れ去られたオブジェからインスピレーションを受けて、伝統とモダニズムを融合させたデザインが魅力です。
陶器にはパリ郊外で採掘された土を用いており、パリ市内の工房で何度も練り上げ、職人たちの手によりひとつひとつ形作られた後、窯で焼き上げていきます。18世紀パリの手工芸を継承すると同時に、エスタンパージュと呼ばれる技法を現代のテイストで蘇らせ、近代的な生産工程とは真逆をいく時間のかけ方が、全ての器に土を捏ねた手のぬくもりを残しているのです。
そして、香りの世界旅行をテーマとしたキャンドルとインセンス、香水などの香料製品からは、陶器の作品群とはまた異なるアスティエ・ド・ヴィラットの世界を垣間見ることができます。彼ら自身が楽しみながら創作することを心掛け、今日もパリのアトリエから世界中へと作品を届けています。