The Sparkling Crystal of Christmas Town
ずっとずっと森の奥深く。そこには、愉快な動物たちや小人だちが仲よく暮らすクリスマスタウンという不思議な街があります。
街のまんなかには、まっしろな大きな木がそびえ立ち、冬が来ると、雪の結晶をまとい、きらきらとかがやきだします。
この木のてっぺんに、クリスマスの朝。
「クリスマス・クリスタル」という宝石のように美しいかけらを飾るのが、街のならわし。
その輝く光を見たサンタクロースは「よし、今年もプレゼントを配りはじめよう!」と街へやってくるのです。
けれど、ある年のクリスマスイブのこと。
「たいへん!クリスマス・クリスタルがない!」
街じゅうが大さわぎ。
なんと、いたずら好きで、ちょっぴり忘れんぼうのカラフル鳥が、大切なクリスタルをどこかへかくしてしまったというのです。
「ぼくがぜったいにみつけるよ!」
そう言ったのは、この街でいちばんクリスマスが大好きな、青い小鳥。
カラフル鳥のあやふやな記憶をたよりに、街じゅうをかけめぐります。
さあ、クリスマスの朝までに青い小鳥はクリスタルを見つけられるでしょうか?
そして、サンタクロースは今年もプレゼントを届けてくれるのでしょうか?
わくわくドキドキの物語が、はじまります。

~ CONTENTS ~
~ おしゃべりな果実と野菜が踊る広場 ~

~ 街で一番空に近い、流れ星があつまるキャンドルの丘 ~

~ あまい香りが漂うクッキーの家に住む巨人のおやつテーブル ~

~ 森の入り口にある、ジュエリーが揺れる蔦のアーチ ~

~ 森のはずれにある、銀色に輝くピューターの洞くつ ~

~ 小人や動物たちとキノコがおしゃべりするチョコレート工場 ~

~ ガラスの氷山が生える小径 ~

~ 街で一番ちいさな香炉の湖 ~

~ 光と空気が歌う、香り公園 ~

~ 妖精の涙のように美しいジュエリーが咲く秘密の花園 ~
クリスマスの朝、ふんわりと雪色の光が街にさしこむころ、広場のまんなか、まっしろな
木のてっぺんには、青い小鳥が無事に見つけた、まばゆい光のクリスマス・クリスタルが
しっかりとかがやいていました。
すると、空から”リンリンリン”と鈴の音が。
サンタクロースのそりが、雪色のきらめく明け方の空をすべってやってきて、
そっと木の下にプレゼントが詰まった袋をおいていきました。
その日のクリスマスタウンの空には、プレゼントとしあわせの笑い声が
いちばん星よりも高く響いていました。
~ The End ~
Featured Brands
Astier de Villatte / Anke Drechsel / Bellocq / Boncoeurs / Cereria Introna / Cosi Tabellini /
Dorette / Grainne Morton / Kuhn Keramik / La Soufflerie / Lisdin / Vintage by Crystal











































