花とキャンドル

雨上がり、室内に咲く大輪の紫陽花。
湿気を帯びた空気の中にマント・ラ・ジョリの香りを放てば、まるで街の市場でグリーンハーブが山積みされた露店を目の前にしているようなフレッシュな香りが広がる。 

花とキャンドル

古びたサドルレザー、遠くに見えるキャンプファイヤー、紅茶と燻製のペッパーコーンが入った麻袋、そして心のこもったメロディー。真鍮製の筒に閉じ込めたCaravaneseraiの物語。素朴な強さを持つワイルドフラワーと、冒険の香りが織り成す豊かな情景は、放浪者や夢想家へ贈る賛歌。 

花とベース

La soufflerie（ラ・スフルリー）のフラワーベースに、凛とした佇まいが美しい花“カラー”を生ける。

お香を焚き、優美な香りを纏った香煙が花をそっと包み込む。

花とインセンス

純白のLionと鮮やかな花。お香に火をともし、カタチのない芸術、“香り”の声に耳を傾ける。 

夢か現実かわからない静寂した空間が、詩的な好奇心を満たしていく。 

花とお茶

ブレンドされた深紅のハイビスカス、薔薇、そしてラベンダーの花々。湯を注げば再び花開き、メキシコ中部の豊かな文化的景観やそこに暮らす人々の情景が、香りの奥深くからほのかに浮かぶ。爽やかな酸味とほのかな甘みで、心身に活力を与えてくれる特別な1杯に。

花と香水

18世紀の壁紙、ドミノペーパーを現代に復活させ、この時代に生きたルイ15世の公妾、ポンパドゥール侯爵夫人のオマージュから名づけたとされるブランド、Antoinette Poisson（アントワネット・ポワソン）。

そして香水も、侯爵夫人の42年間の生涯、3つの時代を3種の香りで表現したもの。この香水は、ブランドの創業者がフレグランスブランド「PERFUMER H」の代表を務めるパフューマ―、リン・ハリスに巡り合ったことで誕生しました。シュッとひと吹き、魅惑の香りを身に纏えば、激動の18世紀のフランスに生きた侯爵夫人の才知と美貌、そして繊細で儚い感覚をもって名を馳せた魅惑の女性像が、香りとともに脳裏に浮かんでくることでしょう。 

花とジュエリー

秘密の庭を指に咲かせて
パリにアトリエを構えるジュエリーブランド、DORETTE(ドレット)。華奢な18金の上で、まるでダンスをするようにリズミカルに並んだカラフルなストーン。個性的で独特なデザインを重ね付けしたときに奏でられる至福のハーモニー。「Jardin（庭）」と名付けられた、花のかたちを描くように並んだストーンと植物の葉のモチーフが特徴のシリーズも隠れた名品。 ジュエリーを纏った指先でそっと花を愛でる、とある日の正午。